OpenSolaris(nevada)にはリモート・デスクトップの機能があって、VNC端末を使ってデスクトップを共有することができますが、この機能は主にユーザーのサポートなどに使うことを想定しているようで、ローカル側で誰かがデスクトップにログインしていないと接続できません。
ネットワーク経由でサーバを管理するには、通常はsshを使ってキャラクタ端末からログインしますが、XDMCP(X Display Manager Control Protocol)というプロトコルを使ってデスクトップにログインすることもできます。ちょうどWindowsサーバにWindowsターミナルからログインするような感じです(というより、UNIXマシンが高価だった頃はX端末からネット越しにデスクトップにアクセスするのは、わりと普通だったわけですが)。
OpenSolarisの最近のリリースでは、デフォルトでXDMCPを受け付けないようになっています。これは、次のコマンドで確認できます。
クライアント側がWindowsの場合は、Cygwin/W をインストールしてCygwinのコマンドプロンプトから次のように入力します。
Cygwin/をX端末用にチューニングしたXmingというプログラムもあります。繋がった後はCygwin/WよりXmingの方が快適なので、できればメインで使いたいのですが、私が試した環境では接続条件を設定してOpenSolarisに接続するまでになぜか20分もかかってしまいます。原因を調べようとしましたが、どこから手をつけていいのか分からず、そのままです。
ネットワーク経由でサーバを管理するには、通常はsshを使ってキャラクタ端末からログインしますが、XDMCP(X Display Manager Control Protocol)というプロトコルを使ってデスクトップにログインすることもできます。ちょうどWindowsサーバにWindowsターミナルからログインするような感じです(というより、UNIXマシンが高価だった頃はX端末からネット越しにデスクトップにアクセスするのは、わりと普通だったわけですが)。
OpenSolarisの最近のリリースでは、デフォルトでXDMCPを受け付けないようになっています。これは、次のコマンドで確認できます。
# ps -ef | grep dtlogin
root 2036 1 0 22:48:42 ? 0:00 /usr/dt/bin/dtlogin -daemon -udpPort 0
「-udpPort 0」は、アクセスを受け付けるUDPのポートが0にセットされていることを示しています。これによって、実際にはアクセスを受け付けないようにしているのだそうです。この設定を解除するには、次のコマンドを実行します。root 2036 1 0 22:48:42 ? 0:00 /usr/dt/bin/dtlogin -daemon -udpPort 0
# svccfg -s cde-login setprop dtlogin/args = '""'
# svcadm restart cde-login
上のコマンドでは、dtloginの起動オプションに空文字をセットして、dtloginを再起動しています。# svcadm restart cde-login
クライアント側がWindowsの場合は、Cygwin/W をインストールしてCygwinのコマンドプロンプトから次のように入力します。
$ XWin -screen 0 1024x768 -query 192.168.5.5
1024x768の部分は解像度、192.168.5.5の部分はサーバのIPアドレスです。Cygwin/をX端末用にチューニングしたXmingというプログラムもあります。繋がった後はCygwin/WよりXmingの方が快適なので、できればメインで使いたいのですが、私が試した環境では接続条件を設定してOpenSolarisに接続するまでになぜか20分もかかってしまいます。原因を調べようとしましたが、どこから手をつけていいのか分からず、そのままです。
投稿:竹形 誠司[takegata]/2008年 04月 27日 23時 28分
/更新:2008年 08月 06日 19時 17分