勉強のためや自分のブログだけであれば自宅サーバでも十分だったのですが、知り合いに頼まれて掲示板やブログを預かったりするようになり、なかなかサーバを止めにくい状況になってきました。これまでも引越しの時などは、何日かサーバを止めさせてもらっていたのですが、沖縄に引っ越してきてから落雷で停電したこともあり、手ごろな価格でJavaが使えるレンタルサーバがあれば乗り換えようと考えています。

いろいろ探してみて、ZoneExpressというサービスを使ってみることにしました。このサービスはSolarisコンテナを丸ごとレンタルしてくれるもので、いわゆるVPS（バーチャル・プライベート・サーバ）です。メモリやハードディスクの容量に応じてZE-128〜ZE-4096のプランがあり、最も安いZE-128はメモリが128Mバイト、ディスクが5Gバイトです。たいぶ少ない感じですが、おそらくOSが使う分を含んでいないのでしょう。そもそもSolarisは128MBでは動きません。

5月の3日にウェブから申し込んだところ、初期設定作業後（3営業日以内）に通知が来るということだったので、連休が明けか思って気長に待っていたのですが、5日には初期設定完了の通知が届きました。対応はなかなか良さそうな感じです。ドメイン名は、自宅サーバで使っているものを移す予定なので、とりあえず "j-webapp.zone-express.jp" を割り当ててもらいました。

送られてきたアカウント情報を元に、SSHで接続してみました。デフォルトのロケールはja_JP.UTF-8になっています。端末側の文字コードもUTF-8にしておきましょう。私は普段からUTF-8 TeraTerm Proを使っていて、デフォルトをUTF-8にしているので好都合です。rootアカウントではSSHでログインできないので、まず、adminというアカウントでログインします。
ログインシェルは/usr/bin/bashになっています。これもいいですね。まずはadminのパスワードを変更します。
suコマンドでルートシェルに入ります。
ルートシェルは/sbin/shのようです。/etc/passwdを編集すればbashに変更できます。とりあえずrootのパスワードを変えておきましょう。
普段使うアカウント（takegata）を作ります。
takegataのパスワードを設定します。
Javaのバージョンを見てみましょう。
あらら、そうですか、ヒープが足りませんか。どれぐらいメモリが使われているか見てみましょう。

69MBぐらい使っているようですね。使えるメモリが全部で128MBなので、残りは59MB。Javaってそんなにメモリを使うんですかね。

Javaが最初に確保しようとするヒープを調べてみたら、デフォルトで64MBのようです。なるほど、これでは足りません。-Xmsオプションで変更できるらしいので、10Mバイトにしてみましょう。
こんどは大丈夫でした。うーん、でもちょっとメモリは足りないかな〜。

（続く）