竹形です。こんにちは。

Tomcatの昔のバージョンでは、server.xmlに<Context>要素を書いていましたが、最近のバージョンではコンテキストごとにxmlファイルを作って、そこに書くのが一般的です。server.xmlにも<Context>要素を書くことはできますが、編集を間違えるとTomcat自体が起動しなくなってしまうので、お勧めしません。

ご質問ではbbs.xml（本書ではjamyto2.xml）となっていますが、設定に間違いはないでしょうか。可能であれば、一度本書の設定に合わせてテストしてみていただければと思います。

執筆後に分かったことなのですが、本書で解説している方法を使っている限りではweb.xmlの<web-app>要素は記述しなくてもデータソースは使えます。タグライブラリを使ってデータを埋め込む場合などに、この記述が参照されます。

コネクションプーリングに関しては、編集が必要な個所はありません。

これについては、調べてからお答えします。

コネクションプーリングがうまくいかない原因で多いのは、webappsディレクトリの下にアプリケーションディレクトリを置いている場合です。webappsディレクトリの下にアプリケーションディレクトリを作ってしまうと、コンテキストファイル（jamyto2.xmlなど）の記述が間違っていても、ウェブアプリケーションとして動いてしまいます（但し、コンテキストファイルの記述は無視されます）。

もしwebappsの下にアプリケーションディレクトリを置かれているのでしたら、試しにwebappsディレクトリ以外の場所にアプリケーションディレクトリを移動して、それに合わせてコンテキストファイルを修正し、Tomcatを再起動してウェブアプリケーションが動作するかどうかを確認してみてください。

竹形誠司　様

お返事有難う御座います。
こんなに丁寧に解説頂けるのなら３冊とも購入したいと思います。
１．CD-ROM内のTomcat,MySQL,JDKのバージョンは最新の物でしょうか、また、そのソフトで動作確認されていますでしょうか。（先日解決しましたが、現在ダウンロード可能なMySQLでは、問題があり困っていました。）
２．読者が習得できる技術面から、其々の書籍の違いを簡単に教えて頂けますでしょうか。
３．Javaの開発には疑問があります。例えば、EJBでしたら、EJB3になってコード量は少なくなったのかも知れませんが、私は訳が解らなくなりました。開発者の中にマイクロソフトのスパイが居てより複雑にして、Javaの利用を少なくなるようにしているしか私には思えないのですが、如何なんでしょか。

竹形です。どうも。
是非拙著をお買い上げいただき、しつこく質問してください（笑）
冗談抜きに、読者の方からの質問は私にとっても、他の読者にとっても非常に有益なのです。
発行から時間が経っていることもあり、添付のCD-ROMに収録されているプログラムのバージョンは最新ではありません。新しいバージョンで問題が生じる場合は、当サイトで対応させていただきたいと思います。
「Java+MySQL+Tomcatで始めるWebアプリケーション構築入門」はHTMLやCSS、JavaScriptも含め、基本的なことを広く浅く説明しています。

「Java+MySQL+Tomcatで作る掲示板とブログ」では、上記書籍の内容を踏まえて、掲示板やブログサイトの作り方を手順を追って説明しています。

「JSP業務アプリケーション短期開発入門」では、実例を多く用意して、業務アプリケーションのいろいろなパターンを説明しています。

それぞれを1冊で完結させる必要から、内容が重複している部分があります。

マイクロソフトのスパイがJava開発者の中にいるかどうかは知りませんが、J2EEが複雑すぎるという批判はよく聞きますね。私の書く本ではJ2EEを扱いませんのでご安心下さい（笑）。

前回のご質問で宿題にさせていただいたTomcatのログの件ですが、オフィシャルのサイトでは分かりやすい説明を見つけられませんでした。藤原さんという方のブログ「フジハラボ」に次のような説明がありました。http://daipresents.com/weblog/fujihalab/archives/2008/04/tomcat55-logs.php

ログ	設定箇所	説明
admin.log	conf/logging.properties	Tomcat Web Server Administration Toolのログ
catalina.log	conf/logging.properties	サーバの起動、停止、サービスの開始、停止情報
host-manager.log	conf/logging.properties	Tomcat Host Manager Web Appのログ
jakarta_service.log	なし	サービスのログ
localhost.log	conf/logging.properties	host（VirtualHostのようなもの）に限定したログ
manager.log	conf/logging.properties	Tomcat Manager Web Appのログ
stderr.log	なし	標準エラー出力
stdout.log	なし	標準出力

竹形 誠司　様

再度、御丁寧に回答有難う御座います。即、３冊購入致します。

ワークエリアを削除しても、ブラウザを設定しても私のPCのTomcatは、幽霊の削除したページを表示します。次回、また、整理して質問さして頂きます。有難う御座いました。これで、質問を一旦停止します。（終了ではありません。以前何度もTomatを構築したのですが、こんな筈ではなかった。悲しい。）

ワークエリアって、workディレクトリですか？ここを削除してもアプリケーションが動いてしまうのは、何か変ですね。Tomcatが複数インストールされたりしていませんか？

環境を作ったり壊したりするのに、Virtual PCのような仮想環境を使うと便利ですよ。私はvmwareを使っています。

竹形 誠司 様

そうなのです。おかしいのです。テストした対象のhtmlファイルを削除し、workディレクトリも絶えず削除して、インターネットエクスプローラの設定を、新しいページを参照するにして、尚且つ、Tomcatのreload設定をtrueにし、念のためにTomcatを再起動していますが、削除したhtmlが表示されます。

１つ、良くないかも知れないことを行ったのは、Tomcatをインストールしたままユーザーにパスワードを設定したことです。以前、apatchか何かのソフトで、ユーザーにパスワードを設定しなければいけないことが有ったように記憶しているからです。

vmwareについては、知りませんでした。容易にインストール、設定可能でしょうか。Tomcatの別のバージョンをインストールしなおして、再度設定いたします。
（可也疲れていますので、少し休んで頭を冷やします。）

本当にいつも有難う御座います。

あ、htmlですか。Tomcat以外のウェブサーバは動いていませんか？パスワードの設定はあまり関係ないでしょうねぇ。

何が悪いのかさっぱり分からない場合は、OSを再インストールして環境をまるごと作り直してしまうのが一番早いと思います。そういう時に仮想環境は便利ですね。インストールや使い方はそれほど難しくないと思います。

私はだいぶ前からvmware workstationを使っていますが、最近は無料で入手できるものがいろいろあるので、ネット等で調べられてはどうでしょう。Windows XP以降をお使いなら、Microsoftが配布しているVirtual PCが情報が豊富でいいと思います。その他にもSunが配布しているVirtual Boxというのもありますし、vmwareも無料のバージョンを配布しているようです。

竹形 誠司 様

お返事有難う御座います。

Tomcat以外のウェブサーバは動いていません。こんなことは初めてです。仮想環境については将来検討致します。とりあえずは、別のバージョンのTomcatを再インストールして頑張ります。有難う御座いました。

了解です。またいつでも質問してください。

竹形 誠司 様

執筆されていられます其々3冊の、Tomcatのバージョン、４か５どちらかと、DB接続の方法でDatasourceかDriveManagerのどちらかだけ教えて頂けますでしょうか。お手数ですが宜しくお願い致します。

Tomcatのバージョンは「JSP業務アプリケーション短期開発入門」が6.0、それ以外は5.5です。データベースの接続方法は3冊ともDriverManagerとDBCP（データソース）の両方を説明しています。

竹形 誠司 様

お返事有難う御座いました。

なんとか、データベースに接続し、日本語も表示できるようになりました。いろいろな問題は総て解決しました。それでも、明日ネットで書籍3冊購入致します。丁寧なお返事有難う御座いました。

ご報告ありがとうございます。
もしよかったら、当サイトの談話室や、ご自身のブログ（もしあれば）などで問題の原因や解決に到った経緯などを書いていただけると、私や他のユーザーの参考になるので、お時間のあるときで結構ですので是非お願いします。

竹形 誠司 様

今は忙しい為、後日、私の恥ずかしい失敗談と解決の経緯をお知らせ致します。（使用したTomcatのバージョンでは、英文のドキュメントが間違っていました。）書籍３冊発注致しました。これで、私も晴れて胸をはって質問出来ます。楽しくなりそうです。有難う御座いました。