Mac OS Xでは、さまざまなサーバ機能が「システム環境設定」の「共有」で設定できるようになっています。

共有
初期状態では[Bluetooth共有]だけが有効になっています。コンピュータ名が「竹形誠司のコンピュータ」(だったかな?)などという長ったらしい名前になっていたので、「mini」に変えました。

DVDまたはCD共有

画面共有
[コンピュータ設定]でVNCを有効にするとvncクライアントをインストールしたWindowsやUNIX、LinuxからMac miniのデスクトップを操作することができるようになります。

コンピュータ設定
ただし、ビットマップ形式で画面を転送するので(Windowsターミナルなどに比べて)動作はそれほど速くありません。

ファイル共有
VistaでMacの共有フォルダにアクセスできない場合は、[コントロールパネル]→[管理ツール]→[ローカルセキュリティ ポリシー]を開いて[ローカルポリシー]→[ネットワークセキュリティー:LAN Manager認証レベル]の設定を[NTLMv2応答のみ送信する]から[NTLM応答のみ送信する]に変更します。Homeエディションはコントロールパネルからこの設定を行えないので、regeditでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa : LmCompatibilityLevelの値を2に設定します。

プリンタ共有
Bonjourを使わずに、SMBのプリンタ共有機能でWindowsから印刷することもできます(Windowsからの印刷については面倒なことがいろいろあったので、後でまとめて書きます)。
アップデートでMac OS X 10.5(Leopard)をインストールした場合はアップデートする前にすでにあったユーザの設定ファイルを/etc/httpd/usersから/etc/apache2/usersにコピーして再起動する(一度オフにしてオンにする)必要があります。/etc/apache2/httpd.confを見るとphp5_moduleをロードする行がコメントアウトされているので、これを外せばPHPも使えるようです。

Web共有

リモートログイン

リモートマネジメント

リモートアップルイベント

Xgrid共有

インターネット共有

Bluetooth共有

共有
初期状態では[Bluetooth共有]だけが有効になっています。コンピュータ名が「竹形誠司のコンピュータ」(だったかな?)などという長ったらしい名前になっていたので、「mini」に変えました。
DVDまたはCD共有
ファイル共有機能を有効にしたときに、光学ドライブ(DVDドライブまたはCDドライブ)を自動的に共有化する機能です。最近はUSBで簡単にドライブを接続できるので、サーバの光学ドライブを共有する機能が必要になることはそれほど多くないでしょう。
DVDまたはCD共有
画面共有
デスクトップの画面をリモートのコンピュータに表示します。
画面共有
[コンピュータ設定]でVNCを有効にするとvncクライアントをインストールしたWindowsやUNIX、LinuxからMac miniのデスクトップを操作することができるようになります。

コンピュータ設定
ただし、ビットマップ形式で画面を転送するので(Windowsターミナルなどに比べて)動作はそれほど速くありません。
ファイル共有
afp(Apple Filing Protocol)でファイル共有する機能です。オプションでSMB(Server Message Block)を有効にするとWindowsからも共有ファイルにアクセスできるようになります。
ファイル共有
VistaでMacの共有フォルダにアクセスできない場合は、[コントロールパネル]→[管理ツール]→[ローカルセキュリティ ポリシー]を開いて[ローカルポリシー]→[ネットワークセキュリティー:LAN Manager認証レベル]の設定を[NTLMv2応答のみ送信する]から[NTLM応答のみ送信する]に変更します。Homeエディションはコントロールパネルからこの設定を行えないので、regeditでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa : LmCompatibilityLevelの値を2に設定します。
プリンタ共有
この機能をオンにすると、Macがプリンタサーバになります。Appleが無償で配布しているBonjourをWindowsにインストールすると、WindowsPCからもこのプリンタに出力できるようになります。
プリンタ共有
Bonjourを使わずに、SMBのプリンタ共有機能でWindowsから印刷することもできます(Windowsからの印刷については面倒なことがいろいろあったので、後でまとめて書きます)。
Web共有
「Web共有」って言葉の意味がよく分かりませんが、ようするにApache(Webサーバ)です。/Library/WebServer/DocumentsがWebサーバのルートディレクトリになります。また、ユーザのホームディレクトリの下にあるSitesディレクトリ(「サイト」フォルダ)にhtmlファイルを置くと、/~<ユーザ名>/<ファイル名> のURLでアクセスが可能になります。たとえば、サーバのIPアドレスが192.168.1.5でユーザがtakegataの場合、/Users/Sites/index.htmlにアクセスするためのURLは次のようになります。アップデートでMac OS X 10.5(Leopard)をインストールした場合はアップデートする前にすでにあったユーザの設定ファイルを/etc/httpd/usersから/etc/apache2/usersにコピーして再起動する(一度オフにしてオンにする)必要があります。/etc/apache2/httpd.confを見るとphp5_moduleをロードする行がコメントアウトされているので、これを外せばPHPも使えるようです。

Web共有
リモートログイン
リモートのコンピュータからのssh接続を受け付けるsshサーバです。ネットワークで繋がっている他のMacのターミナルからsshコマンドでこのMacに接続することができます。WindowsからもTeraTermProやPuttyなどのターミナルソフトで接続することができます。サーバ管理にssh接続を使うことが多いので、この機能はオンにしておくとよいでしょう。
リモートログイン
リモートマネジメント
画面共有と同様の機能で、[オプション]でリモート側のユーザが行える操作を細かく指定できます。
リモートマネジメント
リモートアップルイベント
MacOSではAppleEventという方式でアプリケーション間の通信(プロセス間通信)を行っていますが、この方式をネットワーク越しに行えるようにするのがリモートアップルイベントです。AppleScriptなどでネットワーク越しにアプリケーションを制御できるようですが、セキュリティ上のリスクがあるからか、あまり使われている様子がありません。
リモートアップルイベント
Xgrid共有
Xgridとは、複数台のコンピュータに処理を割り振る分散コンピューティング環境です。通常はスーパーコンピューターに計算させるような処理を、多数のコンピュータの空き時間を利用して安価に計算させる実験などが行われています。
Xgrid共有
インターネット共有
これもかなり意味不明な名前の機能ですが、ようするにルーティング機能(ルータ)です。つまり、他のコンピュータがこのMacを経由してインターネットにアクセスできるようにする機能です。ルータもかなり安くなっているので、わざわざMacにルータの役目をさせる必要がそれほどあるとは思えませんが、無線LANをアクセスポイントにできたりするのは、ちょっと面白いかもしれません(試してみましたが、通信速度がかなり遅かったのでお勧めしません)。
インターネット共有
Bluetooth共有
Bluetooth機能を持つ他のコンピュータとの間でファイルを共有する機能です。デフォルトでオンになっていますが、わざわざBluetoothでファイル共有をする理由がなければオフにしておいた方がいいでしょう。
Bluetooth共有
投稿:竹形 誠司[takegata]/2009年 03月 18日 05時 01分
/更新:2009年 03月 21日 23時 56分