20120331 第22回里海セミナー開催のご案内 120326UP
黒潮実感センターでは下記のように里海セミナーを開催いたします。
関心のある多数の方のご参加をお待ちしております。
第22回 柏島・里海セミナー
日 時:平成24年3月31日(土) 午後2時〜4時30分
場 所:NPO法人黒潮実感センターおよび島内
(幡多郡大月町柏島旧柏島中学校および島内)
タイトル:「牧野富太郎博士と柏島」およびカシワジマツメレンゲの植樹
講師:高知県立牧野植物園 藤川和美 氏
参加費:無 料
主 催:NPO法人 黒潮実感センター
TEL: 0880-62-8022
なお、当日は講演終了後柏島島内にて、カシワジマツメレンゲ(現在柏島では自生が確認されずにいる)を植樹いたします。
これは大阪柏島会の方から神田が以前いただいた株を、牧野植物園で株分けし増やしたものをもとあった柏島に植え直すものです。

牧野富太郎博士
講演タイトル:「牧野富太郎博士と柏島」
高知県立牧野植物園 藤川和美 氏
  平成24年は、高知県が生んだ日本の植物学の父・牧野富太郎博士の生誕150年を迎え、県内外各地で記念イベントが開催されています。牧野植物園では、牧野富太郎生誕150年記念展「植物学者・牧野富太郎の足跡と今」が平成24年6月16日〜9月23日まで開催され、生誕日の4月24日には無料開園や記念切手発行式典が行われます。大月町・三原村牧野富太郎の道を歩くナビ推進委員会や生誕地佐川町などが開催する、今後の各地でのイベントにも目が離せないところです。
ところで牧野富太郎博士とは、いったいどのような人物だったのでしょうか?日本の植物学の父といわれる所以、そしてご自身を「私は植物の愛人としてこの世に生まれて来たように感じます。或いは草木の精かもしれんと自分で自分を疑います」と語る人物像とは。生涯採集した標本は約40万点、新種や新品種など1,500種類以上の日本の植物を命名、学術誌を創刊するなど日本の植物学の礎を築き、また「牧野植物図鑑」は今日も愛用されている図鑑であり、全国を歩き各地に植物を愛する人々の和を広げることに尽力した牧野博士は「土佐の偉人」の一人。牧野富太郎博士の生涯をご紹介します。
また、柏島に訪れた牧野博士は、どんな植物を発見されたのでしょうか?1881(明治14)年9月と1885(同19)年10月に(「土佐幡多郡柏島ノ海濱」と標本に記録)牧野博士自身が採集した、キク科ネコノシタ(ハマグルマ)に似た植物を「オオハマグルマ」と名付けました。そして、後にネコノシタの変種として学名Wedelia prostrata Hemsl. var. robusta Makinoを発表しました。海岸の砂地に生え、葉は卵形〜広卵形で、茎の先にたいてい3つの頭花をつけます。同じキク科の植物で、牧野博士が1885年10月に柏島で採集し名前を付けたものに「ソナレノギク」があります。四国西南部にのみ分布し、花はヤマジノギクにより大型で、葉も大きく厚く光沢があります。その他に牧野博士が名付けた柏島が基準産地になっている植物はどのくらいあるのでしょうか?柏島の植物をご案内します。
講師プロフィール:藤川和美 氏
1970年神奈川県出身。大学卒業後、’93年に海外青年協力隊員として、ネパール王国(現ネパール国)ゴダワリ植物園に赴任し2年半に亘り活動する。帰国後、東京大学大学院理学系研究科へ進学。ヒマラヤ産トウヒレン属の分類学的研究で理学博士を取得。’03年より高知県立牧野植物園研究員として勤務、海外有用植物探査プロジェクトJICA草の根協力事業などに従事し、有用植物探査・調査方法・目録作成のための技術指導に携わる。また、高知県植物誌の編集や子供向け有用植物学の図鑑「発見!植物の力」著や身近な自然環境を調べるタンポポ調査プロジェクトなど、植物学の教育・普及活動なども行っている。一児の母。

ソナレノギク

オオハマグルマ

カシワジマツメレンゲ?

カシワジマツメレンゲ??
関心のある多数の方のご参加をお待ちしております。
第22回 柏島・里海セミナー
日 時:平成24年3月31日(土) 午後2時〜4時30分
場 所:NPO法人黒潮実感センターおよび島内
(幡多郡大月町柏島旧柏島中学校および島内)
タイトル:「牧野富太郎博士と柏島」およびカシワジマツメレンゲの植樹
講師:高知県立牧野植物園 藤川和美 氏
参加費:無 料
主 催:NPO法人 黒潮実感センター
TEL: 0880-62-8022
なお、当日は講演終了後柏島島内にて、カシワジマツメレンゲ(現在柏島では自生が確認されずにいる)を植樹いたします。
これは大阪柏島会の方から神田が以前いただいた株を、牧野植物園で株分けし増やしたものをもとあった柏島に植え直すものです。

牧野富太郎博士
講演タイトル:「牧野富太郎博士と柏島」
高知県立牧野植物園 藤川和美 氏
  平成24年は、高知県が生んだ日本の植物学の父・牧野富太郎博士の生誕150年を迎え、県内外各地で記念イベントが開催されています。牧野植物園では、牧野富太郎生誕150年記念展「植物学者・牧野富太郎の足跡と今」が平成24年6月16日〜9月23日まで開催され、生誕日の4月24日には無料開園や記念切手発行式典が行われます。大月町・三原村牧野富太郎の道を歩くナビ推進委員会や生誕地佐川町などが開催する、今後の各地でのイベントにも目が離せないところです。
ところで牧野富太郎博士とは、いったいどのような人物だったのでしょうか?日本の植物学の父といわれる所以、そしてご自身を「私は植物の愛人としてこの世に生まれて来たように感じます。或いは草木の精かもしれんと自分で自分を疑います」と語る人物像とは。生涯採集した標本は約40万点、新種や新品種など1,500種類以上の日本の植物を命名、学術誌を創刊するなど日本の植物学の礎を築き、また「牧野植物図鑑」は今日も愛用されている図鑑であり、全国を歩き各地に植物を愛する人々の和を広げることに尽力した牧野博士は「土佐の偉人」の一人。牧野富太郎博士の生涯をご紹介します。
また、柏島に訪れた牧野博士は、どんな植物を発見されたのでしょうか?1881(明治14)年9月と1885(同19)年10月に(「土佐幡多郡柏島ノ海濱」と標本に記録)牧野博士自身が採集した、キク科ネコノシタ(ハマグルマ)に似た植物を「オオハマグルマ」と名付けました。そして、後にネコノシタの変種として学名Wedelia prostrata Hemsl. var. robusta Makinoを発表しました。海岸の砂地に生え、葉は卵形〜広卵形で、茎の先にたいてい3つの頭花をつけます。同じキク科の植物で、牧野博士が1885年10月に柏島で採集し名前を付けたものに「ソナレノギク」があります。四国西南部にのみ分布し、花はヤマジノギクにより大型で、葉も大きく厚く光沢があります。その他に牧野博士が名付けた柏島が基準産地になっている植物はどのくらいあるのでしょうか?柏島の植物をご案内します。
講師プロフィール:藤川和美 氏
1970年神奈川県出身。大学卒業後、’93年に海外青年協力隊員として、ネパール王国(現ネパール国)ゴダワリ植物園に赴任し2年半に亘り活動する。帰国後、東京大学大学院理学系研究科へ進学。ヒマラヤ産トウヒレン属の分類学的研究で理学博士を取得。’03年より高知県立牧野植物園研究員として勤務、海外有用植物探査プロジェクトJICA草の根協力事業などに従事し、有用植物探査・調査方法・目録作成のための技術指導に携わる。また、高知県植物誌の編集や子供向け有用植物学の図鑑「発見!植物の力」著や身近な自然環境を調べるタンポポ調査プロジェクトなど、植物学の教育・普及活動なども行っている。一児の母。

ソナレノギク
オオハマグルマ

カシワジマツメレンゲ?

カシワジマツメレンゲ??
更新:
Kanda
/2012年 03月 27日 18時 55分